神出鬼没のキッチンドランカー

夢のキッチン。私はいくつもそれをもつだろう。心の中で、あるいは実際に。あるいは旅先で。ひとりで、大ぜいで、二人きりで、私の生きるすべての場所で、きっとたくさんもつだろう。 夜、どうにも目が冴えて眠れないことが多くなった。大体、やらなければい…

100年日記

文房具屋や書店なんかに行くとよく「5年日記」「10年日記」というものが売られているのを目にする。 買ったことはないけれど、数年分の記憶が蓄積されるであろうその分厚い紙の束は、その中でだけ時間が平行する世界となっているのだろう。2年目以降、は…